⑥からの続き、全部評価し終わったら点数表でも作ろうかな。
森の小屋 コスト:木x2 勝利点:1点
【効果】
すぐにゲストマーカー1枚を森タイルのいずれかに置く。ゲストマーカーは、特別アクションでこの森タイルを取り除くと手に入り、同じラウンド中に家族として使うことができる。その後、捨てる。
【感想】
木x2+「小進歩」+「木を切り倒す」を、1勝利点と1手番、進歩数x1に変換する。そう考えると悪いカードじゃない。費用対効果は効果が勝っているだろう。
しかし、積極的に取りにいくほどパワーを秘めている訳ではない。他に取るものが無い時に取れるとうれしいカードって印象。
焼畑 コスト:泥炭タイル2枚以上 勝利点:0点
【効果】
泥地タイルが1枚だけになったら、いつでも畑タイルに換えられる。(泥地タイルの下に他のタイルがあれば、それを捨てなければならない。)
【感想】
殆どの場合、進歩数が稼げるスタプレ材としてしか使われない。
畑ルールに準拠する為、変換するには畑を泥炭タイルに隣接させる必要があるし、そもそも残り1枚の泥炭タイルを畑に変換するという状況がレアケースだからなぁ…。
一応有効な使い方としては、泥炭を掘りつくす前提で、沼地化や不動産地図と組み合わせれば、盤面の好きな位置に畑を1枚置くことができる。
根掘り鋤 コスト:木x3 進歩数2枚以上 勝利点:2点
【効果】
すぐに泥地タイル1枚を自分の農場で未使用のスペースに置く。家族を使って「畑を耕す」のアクションを行うたび、このアクションの中で追加で泥地タイル1枚を畑タイルに換えられる。(焼畑の場合は含まない。泥地タイルの下にほかのタイルがあれば、それを捨てなければならない。)
【感想】
畑が十分ならば、盤面の好きな1箇所を埋め、2勝利点を得るカードとして使える。勿論、畑が足りなければ、畑に隣接して置いて耕せばいい。終盤の盤面計画を補助してくれる良カード。
コストの木x3は重いがどうせ出すのは終盤。余った木を使えば特に問題はない。沼地化や不動産地図等とも相性良し。
野生の畑 コスト:飯x2 畑x2枚以上 勝利点:0点
【効果】
すぐに畑タイルを1枚ずつ2枚まで、自分の農場で未使用のスペースに置く。ただし、これらの畑タイルは、置く時点で、ほかの畑に隣接してはならない。(後でつながるのは可。これ以降の畑は、すでにある畑に隣接しなければならない。)
【感想】
既存の畑ルールをぶっ壊す畑界のトリーズナー。
手番消費なしで畑2枚を得る、と考えると費用対効果は破格。「木を切り倒す」を利用してうまいこと配置を考えよう。まぁ、愛人や農場管理、葦の家、泥炭の小屋等で、家2軒のままプレイすれば、切らなくても何とかなることも多い。使いこなせれば強いが、使い方が難しい玄人向けカード。
直播き コスト:畑タイル2枚以上 勝利点:0点
【効果】
未使用の農場スペース最大2つに、小麦か野菜を植えられる。得点計算でこれらの農場スペースは畑に数えず、未使用とみなす。(農場スペースに植えてある作物は、いつでも捨てて共通のストックに返せる。)
【感想】
序盤に使うにしても条件の畑x2あれば十分だろうし、後半使うと盤面を埋めれなくなりそうで怖い。播くのならせめて野菜にしておこう。
最終ラウンドにこれを使わざるを得ない状況だったら負けかなと思っている。ドラフトでは自分から取りに行くカードではないです。
天然堆肥 コスト:飯x2 大進歩が1枚以上場に出ていること 勝利点:0点
【効果】
特別アクション「焼畑」を行うたびに、そのあとすぐにその畑にだけ「種をまく」のアクションができる。小さい進歩の「焼畑」や「焼畑栽培」で泥地タイルを畑タイルに換えたときも有効。
【感想】
飯x2が少々痛いが、「種を撒く」という1手番を解消してくれる良カード。普通にプレイしていれば取れる種材は小麦x1、野菜x1~2といったところだろう。「焼畑」を2~3回残しておくだけで十分補える。
こまめに種撒きしていくことになるので、大量の種材を一気に使いたい畑プレイよりも、バランス型プレイの方が受ける恩恵は大きい。このカードを使うならコストに飯がかかるし、「焼畑」の再使用も考えて飯は多めに確保しておきたい。
有用家畜市場 コスト:家畜が5頭以上 使用後、左隣のプレイヤーに渡す 勝利点:0点
【効果】
すぐに家畜を3頭まで、次のラウンクの家畜に換えられる。交換は一斉に行い、交換した家畜は全部農場に置かなければならない。家畜のランクは羊→猪→牛→馬の順。
【感想】
牛→馬は取得難度を考えると勿体無いので、変換するなら羊→猪、もしくは、猪→牛だろう。
いずれかの家畜を取れなかった時の保険にもなるし、早期の牛繁殖にも役に立つ。使えれば使った分だけ得をするカード。使う際は、変換した家畜がつがいを作れるように、計算して使うべきだろう。
泥炭の小屋 コスト:燃料x5 葦x2 勝利点:1点
【効果】
このカードに自分の家族1人が住める。食料供給フェイズでは毎回、燃料1で暖房しなければならない。「改築」のアクションで、通常の改築をせずにこのカードを無料で木の家1部屋に換えることができ、自分の木の家に隣接して置く。その場合、このカードはゲームから取り除く。
【感想】
まず小進歩で「増築」できるのが強い。ラウンド4~5で先に「増築」されても、スタートプレイヤーでこのカードを使えば、「家族を増やす」が出た時、先に増員することが可能。
さらに、燃料支援系カードで燃料を補えば、本来増築で使うはずの木の節約にも繋がる。個人的にはこの部分が似た効果を持つ「木の家増築」より強いと思う。ドラフトでも2~3手目に取りたい強カード。
あ、「改築」で木の家に戻すメリットは皆無なのでやめよう(提案)。
平底船 コスト:木x4 勝利点:0点
【効果】
これ以降の7ラウンド(ある限り)のスペースに燃料1と馬1を交互に置く。燃料1から置き始める。これらの燃料や馬は、各ラウンドの最初に得る。
【感想】
一見クッソ重くて使えたもんじゃないように思えるが、コストの木x4を燃料として使用することが前提なら、実質ノーコストで馬が3頭手に入るカード。
ただし、全ての燃料、馬を回収するにはラウンド7までに出さねばならず、柵を作ることを考えるとやはり重い。有効に使うなら彫刻家や木取得支援カード等が欲しいところ。
家畜商 コスト:レンガx2 木x2 勝利点:1点
【効果】
現在のラウンドに2,4,6,8を足す。そのラウンドスペース(ある限り)に、4種類の家畜を1頭ずつ置く。どの家畜をどのラウンドスペースに置くかは自由。対応するラウンドの最初に、食料1を払えば、おいてあった家畜が手に入る。(取らなければ共通のストックに返す。)
【感想】
重い!弱い!最大効果で使うには、ラウンド6までに出さなければならない。その頃は、「増築」、「改築」、かまど等に木、レンガを使うので、こんなものを作っている暇はない。
しかも家畜を取得にするのに飯がかかるってのがもぅ…。正直作るメリットは殆どないので手札で腐らせた方がマシ。