アグリコラ(泥炭)と十二季節の魔法使い 攻略記

タイトル通りのBLOGです。 カードの評価や対戦考察等の記事を書いていく予定です。 アグリコラは週末に身内で集まってプレイしており大体3~4人プレイ。 環境は「泥炭からの出発」+世界選手権デッキ 十二季節の魔法使いはBGA(ボードゲームアリーナ) でのオンラインプレイがメインになります。 こちらも「魅ノ国」+「運命の行方」の拡張有りで主にプレイしています。 BGA ID:mage mage   レートは1600台をうろうろ。平日でも夜は大体オンしてます。 気軽に声でもかけてやってください。

カテゴリ: アグリコラ(戦術)

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今回は泥炭環境の定石についてまとめてみようと思います。プレイ人数は3~4人戦に準拠。
身内でプレイしているときの定石なんで、参考程度に見てもらえればと思います。

木の家のコピー
・木の家は3軒まで、増築するならレンガか石の家
泥炭タイルで得られる燃料は普通に掘れば最大9燃料。足りない分は木か他の手段で補填する必要があります。そのため、燃料を軽減する「改築」は早ければ早いほど効果的です。
しかし、家2軒から「改築」→「増築」は、序盤のレンガの重要性を考えると現実的ではありません。
また、家4、5軒からでは、資源と時間がかかりすぎます。
いかに早く家を1件増築して、家族を増やし、改築するかが序盤の勝負です。

また、何らかの支援手段で燃料を確保できれば、木の家を複数増築しても良いように思えますが、まだ問題があります。新家畜:馬の存在です。
1頭=1勝利点という驚異的な変換効率を持った馬は、繁殖体制を出来るだけ早く整える必要があります。そのため、柵を作る木は終始重要な資源です。3軒目以上の木の家増築は柵製作の遅延に繋がります。以上の理由で家3軒での生活をオススメします。


大進歩→焼き場
・4人戦以上のスタートプレイヤーなら初手行動は、「石、葦、飯or木」→「大進歩or小進歩」→泥炭焼き場
スタートプレイヤーの安定行動です。「増築」、「改築」に必要な葦を確保しつつ、泥炭焼き場を作ることで燃料問題は解決。さらに初手に「職業」を選ぶ対戦相手がいた場合(大抵一人はいる)、1枚は特別アクションが残るのでそれもゲットできます。

初手にレンガx2を取った対戦相手がいた場合、次手はほぼ確実にかまどを作りに来るので、特別アクションを行わずに泥炭焼き場を作っておきましょう。イレギュラーで焼き場を作れなかったら大損です。


泥炭タイル
・泥炭は掘れるときに掘る
○泥炭を掘ることで効果を得るカードを持っている。
泥炭焼き場がまだ作られておらず、後に作る計画を立てている。
○泥炭を掘らなくとも燃料が賄え、泥炭タイルを盤面を埋めるのに利用したい。

上記のような事情を抱えていなければ、泥炭は掘れるときに掘りましょう。
ゲーム終わりまでに使用する燃料は大体13~15燃料。全て掘りつくしても燃料は足りないのです。盤面の邪魔になる泥炭タイルはできるだけ早く掘りつくしましょう。


saku12
・柵は基本12本
牧場点数を最大効率で取り、かつ最速で家畜の置き場を作るには上記配置の12柵が最適です。
フルで15柵作るより、3木分を節約でき燃料に回せる。そして、出来るだけ早く馬の繁殖体制を整えたい。以上の条件で考えるとフル15柵より12柵の方が安定します。


aizin
・泥炭環境4人戦までなら最強職業は「愛人」 家族に自信ニキー
これは異論はあると思いますが、身内での結論です。
「木の家は3軒まで」でも触れましたが燃料支払いの為、4、5軒目を増築するのはリスキーです。
基本は3住居、3家族で12~13ラウンドまで生活し、「家族を増やす(家の空きはいらない)」のアクションで4人目、5人目を増やします。

ということは、3人目の家族を増やすのが早ければ早いほど、多く手番が使えて有利な訳です。愛人は泥炭環境でのルールにより、ラウンド3からしか出せませんがそれで十分です。
例え、一番早い5ラウンド目に「家族を増やす」が出たとしても、2手番は対戦相手より多く動かせます。

一番遅いラウンド7に出れば、4手番多く動かせることになり、この時点でほぼ勝利確定です。
馬の繁殖や改築などの確定行動を相手より早く行えるうえ、そうした体制が整えば大進歩など他の得点手段に手を向ける余裕さえ出てきます。

さらに、燃料も家2軒のままで生活できるので節約になり、改築も資源が少なくなるので容易です。話がそれますが、小進歩「葦の家」も同じ理由で燃料を節約でき、強化されています。

職業ランキングは次点で、進歩が増えた為パワーアップしたほら吹き、安定の収入役、大進歩に自信ニキーの石切り等に続きます。
今まで猛威を振るっていた毒見役は第7番のルール改定において、飯の支払いが今までの1から2になり大幅に弱体化しました。


アグリコラ拡張セット「泥沼からの出発」 (日本語版)

・ スタート時の盤面に泥沼と森タイルが配置(森タイルx5 泥炭x3)
・ 燃料と病院スペースの追加
・ 家畜:馬の追加
・ 特別アクションカードの追加 
・ 小進歩+大進歩の追加
・ かまどマークを持つ大進歩に休業中マーカーが置かれる



「泥炭からの出発」の追加要素をまとめました。
上記の追加要素により、職業・進歩カード、資材などの価値が無印版から結構変わります。
順を追って説明していきます。


 スタート時の盤面に泥沼と森タイルが配置(森タイルx5 泥炭x3)
泥炭ではスタート時の盤面に森タイルが5枚、泥炭タイルが3枚配置されています。
8マス埋まっている状態で始めるわけです。

タイルの配置はゲーム開始時に各プレイヤーがスタートカード(no1~9)を1枚引き、
そのカードに記載されている通りにタイルを配置します。使い勝手良い、悪い配置のカードが存在するので若干運要素が絡みます。

このタイルの使い道ですが、まずタイルが存在していれば盤面は埋まっていることなるので盤面未使用によるマイナス点が入りません。
また、後述する「特別アクションカード」を使用することにより、森タイルは、「木材x2」、「畑タイル」への変換、泥炭タイルは「燃料x3」へ変換することが可能です。

森タイルが存在している枚数分の勝利点が入る進歩、泥炭を燃料にすることにより効果を起動する進歩等があるので、手札と合わせて計画的に利用する、または残す必要があります。


・ 燃料と病院スペースの追加 
新たに燃料という概念が追加されました。
各プレイヤーは収穫時に家の個数と同じ量の燃料を支払わなければなりません。支払えなかった燃料1につき、家族一人が病気状態になります。

病気になるとその家族は病院というアクションスペースにしか配置できなくなります。病院に配置すると飯x1を入手できますが、一つ一つのコマの配置が重要なこのゲームで病気のペナルティは致命的です。病人を出してしまったらほぼ負けと考えてもいいでしょう。
ちなみに得点計算時において、病気の家族は一人につき1点として計算します。

また、家を改築をすることで収穫時に支払う燃料を軽減することができます。
レンガの家ならば支払う燃料の総数にー1個、石の家ならばー2個軽減出来ます。
無印版での改築は、勝利点や一部の職業の効果を発動させるためにしか使わず、そこまで重要視されていませんでしたが、この燃料の存在により、ほぼ行わなければならない必須アクションになりました。

燃料を手に入れる基本的な手段は上記の泥炭タイルを燃料x3に変換する他、木材x1をいつでも燃料x1に変換することが出来ます。
燃料は収穫時の支払い以外でも、後述する特別アクションや進歩カードなどで使用します。ゲームの流れを左右する重要な資源になっています。


・ 家畜:馬の追加
ゲーム終了時に馬1頭に付き、1点の勝利点となります。(驚愕)
最重要家畜と言っても過言ではないほど抜群の点数効率を持つ家畜です。牧場や厩を作ったら出来る限り急ぎで繁殖体制を整えたいところ。

勝利点の多い進歩が取れていない場合、馬が8頭以上いなければゲームに勝利するのは難しいです。進歩等に傾倒する場合でも、最終収穫時までに最低でも2頭以上は確保した方がいいでしょう。
また、馬がいることをコスト条件にした進歩カードも多いので、出来るだけ早く馬を確保することが勝利につながります。


・ 特別アクションカードの追加 
通常のアクションスペースとは別に2~3枚、場に配置されます。(プレイ人数によって枚数変動)
手番でアクションスペースに家族コマを置く代わりに「特別アクションカード」を取り、そのカードに記載されているアクションを選択して行うことが出来ます。
プレイ人数によってカードに記載されているアクションの内容が変わます。

1回、自分で使用した、又は他プレイヤーが使用したカードは、追加コストとして「飯x2」を支払うことで再使用できます。再使用されたカードは裏返しにされ、そのラウンド中は使用できません。

手番を消費せずアクションを行うことができ、ノーコストで利点のみが得られる効果等も存在するので、積極的に特別アクションカードを取っていきたいところです。しかし他のラウンドスペースとの兼ね合いもあり、カードを取るタイミングが重要になります。
取る、取らないの選択をできるスタートプレイヤーの価値が無印版より高くなりました。
特別アクションカードの効果は次の通り。

・労働市場
飯x1or 2を入手する。
※プレイ人数によって貰える飯数が変動します。
ノーコストで飯がもらえるお得な効果。アクションスペースが微妙だったらとりあえず飯というのは良くある光景。貰えるのが飯x1の場合、他に有効な特別アクション、アクションスペースがあればそちらを優先しましょう。3人プレイの場合、飯x2になるので優先度はかなりあがります。

・木を切り倒す
自分の盤面から森タイルを1枚取り除くことで「木材x2」を入手します。
一見、色々使い道の多い木材を安いコストで入手できるように見えますが、効率を考えれば下記の「焼畑」で畑タイルに変換するか、そのまま盤面を埋めてもらっていた方が手番が節約できます。
他の施設を作るのに邪魔、または木材がどうしても必要な時以外は安易に切らないほうがよいでしょう。ご利用は計画的に。

・焼畑を行う
自分の盤面から森タイルを1枚取り除き、その森タイルがあった場所に畑タイルを1枚配置します。
畑ルールに準拠するため、他の畑に隣接していなければ焼畑もできません。(盤面に畑タイルが1枚もなければどの森タイルから焼畑してもOK)

このアクションの存在により、ラウンドスペースの「畑の耕す」そしてそれを支援するカードの価値が結構下がりました。
(畑番は変わらず強いですが)森タイルの配置によってはほとんど畑を耕さない場合もあります。

・泥炭を掘る
自分の盤面から泥炭タイルを1枚取り除くことで「燃料x3」を入手します。
もっとも安定かつ大量に燃料を確保する手段です。普通にプレイしていればゲーム終了時までに燃料は13~15個ぐらいは支払わなければならないので、森タイルと違い大半のゲームで全て掘りつくすことになります。

・闇市場
コストとして燃料x1を支払い、通常コストを支払って小進歩をプレイすることが出来ます。
燃料さえあれば手番を節約できる良効果。しかし燃料は貴重なので使いすぎに注意。特別アクションカードの存在でスタートプレイヤーの価値も上がっているので、小進歩は状況をよく見ながらプレイする必要があります。

・もぐりの仕事
コストとして燃料x1と飯x1を支払い、通常コストを支払って大進歩をプレイすることが出来ます。
この効果のおかげで大進歩が取りやすくなりました。「かまど」から「調理場」等への変換も容易。
再使用時は燃料x1、飯x3とかなり厳しいコストを支払うことになるがそれでもやる価値は有り。

また、ゲーム内での奇襲性が増しています。最初にかまどを取って安心していると自分のコマが置き終わった後、他プレイヤーからもぐりの仕事でかまどを作られ、家畜を食われる事もしばしば。相手の動きにはこれまで以上に注意する必要があります。

・馬市場
ノーコスト or 飯x1を支払って馬を1頭入手する。
※プレイ人数によって飯x1を支払う必要があります。
最重要家畜 馬の主な入手手段です。できるだけ早めに家畜の置き場所を作って、繁殖体性を整えたいところです。置き場所ができたら再使用のコストを払ってでも2頭確保しましょう。


・ 小進歩+大進歩の追加
小進歩が118枚、大進歩が14枚(内2枚は共通)追加されました。
ただし、追加のカードのうち10枚は既存の大きい進歩カードの下に並べられ、上のカードが使われるまでプレイすることはできません。残り4枚は新たに追加ボードが用意され、そこに重ねられて配置します。

小進歩のドラフトは、無印版進歩が3枚、泥炭進歩が4枚の計7枚で行われます。
泥炭進歩の特徴としては新要素である、燃料を確保するカード、所有している馬の個数がコスト、効果の条件として必要なカード、森、泥炭タイル関係のカードが多数あります。

そしてコストとして職業の数が必要な進歩が泥炭進歩にはありません。大学者先生の影が薄くなりますね。また、追加された大進歩はレンガと石を使うものが多く、「石切」や「レンガ貼りor職人」等の価値が上がっています。


・ かまどマークを持つ大進歩に休業中マーカーが置かれる
ゲーム開始時にかまどマークを持つ大進歩の上に休業中マーカーが置かれます。マーカーが乗っている状態では、そのかまどは使用することができません。マーカーは燃料x1を支払えばいつでも取り除くことが出来ます。


大体こんなところでしょうか、出来ることが多くなった分ゲーム内での作業が複雑化しています。
手番を消費せずに動ける特別アクション、大量得点が可能な進歩、新たな家畜:馬などが追加された為、ゲーム終了時の総勝利点も上がっており、45~55点ぐらいは普通に稼げます。確実な勝利を目指すには50後半~60点は欲しいところです。 
その他、新要素により価値が変わったカード等も多数あるので、今後そういった点もレビューできたらなと思います。 

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